「使役(しえき)」とは???
また出てきましたが(笑)、ピンポイントで人生でここでしか使わない言葉「使役」。エヴァンゲリオンの「使徒」の方が人生で使うんじゃないかなと思うほど、全く使わない言葉ですね~(笑)。「~させる、~してもらう」という意味から、”使い、使者”の役目をしますよーみたいなイメージの言葉ですかね~。
使役動詞には「make, have, let, get」があります。ニュアンスの違いと使い方の違いがありますので、しっかり確認していきましょう。~させる強さは
<強>make > have > let<弱>
です。後で説明しますが、getは初級者は一旦置いておきます。
■make (強制的に)~させる
make + O(目的語) + 動詞原形
注意)動詞の原形を用いて不定詞の働きをするものを原形不定詞と言い、”動詞原形”と書いているところは、正式には”原形不定詞”なのですが、直感的にわかる動詞原形と書いてます
He made me work all day.
彼は私に1日中働かせた
A little bit of exercise usually makes me feel good.
少し運動すると、たいてい気分が良くなります
■have (すべきことを)~してもらう
have + O + 動詞原形
I had my caddy carry my bag.
キャディにバッグを運んでもらった
I ´ll have a friend teach me how to do it.
友達にやり方を教えてもらうよ
■let ~することを許可する/許す
let + O + 動詞原形
She let me go to the amusement park.
彼女は私に遊園地に行かせてくれた
(I´ll let) you be the judge.
あなたの判断に任せるよ
Let me join in the game.
ゲームに参加させてよ
■get (説得して/お願いして)~してもらう
get + O + to不定詞
ここまでmake, have, letは動詞原形を使ってきましたが、getは”to不定詞”を使う点に注意が必要です。getは初級者は一旦置いておくと言った理由はここで、少ない脳のリソースを奪われる要因になるからです(笑)
I´m going to get you to go to the top of the mountain.
あなたに山頂へ行ってもらうつもりだよ
分詞を使うパターン
使役動詞の基本パターンは理解できたでしょうか。ここからは、動詞原形のところを分詞に置き換えて使う言い方がありますので、確認していきます。
letはないんですが、make, have, getは下記のようなパターンがあります。
make + O + 過去分詞
Oを~されるようにする
have(get) + O + 過去分詞
Oを~してもらう、~される
have(get) + O + 現在分詞
Oに~させる、~させておく
He couldn´t make himself understood in English.
彼は英語で自分の言いたいことを言えなかった
I had[got] my hair cut vert short.
髪をとても短く切ってもらった
髪をかなり短く切られた
このhave[get]は”使役”の意味と”被害”の意味の両方で使われます。使役の意味で使うときはhaveやgetを強く、被害の意味で使うときは過去分詞を強く発音します。
He had me working all day.
彼は1日中、私を働かせておいた
⇒ He made me work all day. でOK
以上をまとめると下の表の○のところが文法的に使えることになりますが、私はこんなの使いこなせません・・・(泣)

この表を簡潔な形にして、右下の表に直します。現在分詞は動詞原形でほぼ同じ表現はできるので簡略化してしまいます。getも一つだけto不定詞を使うので、まずはhaveを使えるようになるまで封印(笑)
うん、シンプル!これを使えればOKでしょ!!!
時間をさける人は頑張ってもいいですが、最短で話すことを目指す人は右表でいきましょ(笑)

以上、使役動詞を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
ちょっと複雑なところもあるかと思いますので、省略しても差し支えないところは省略して
少ない脳のリソースを効率よく使っていきましょう(笑)
では、また次回お会いしましょう!そのときまでに右表の内容でさえ、覚えていられる人は稀でしょう(笑)でも、アプリ「Myフレーズ」を入れておけば、忘れてしまったとしても、いつでもすぐに確認できますよ!